言葉の魔力
こんにちは!juuです!
皆さん、周りの方と仲良くするために心掛けていることはありますか?
言葉に気を付ける、優しくする、話を聞くようにする、ポジティブな言葉を使う・・・
周りと仲良くするために努力してない人なんていませんよね。
破天荒に見えても、ワンマンに感じても、わがままなあの人も人に嫌われたいと思いながら生きていませんから。
なぜなら、人は1人では生きていけないから。
ひとりで繁殖することも、ひとりでコミュニケーションを取ることも出来ません。
人を誰とも接触させない独房に入れると、死んでしまうという心理学実験もあるくらいです。
人はコミュニケーションを取ることで、心の平和を保ち、自分の価値を見出し、生きる意味を学んでいくのです。
私たちは周りと仲良くしようという本能が備わっているということになりますよね。
目次
人は学習することで大人になる
そうは言われても、人と話すのが苦手、必要最低限人と接したくない!って思う人もいるでしょう。一人で生きていくことを決め、極力人と関わらないようにしている方もいるかもしれません。
そういう方って、ひょっとしたら、過去にコミュニケーションを失敗して、傷ついてしまった方かもしれませんね。もしくは、本当に自分を分かってくれる人が自分の元から去ってしまった・・・そんな悲しい過去が臆病にさせているのかもしません。
思い出してほしいのですが、皆さんは子供の頃はどんなお子さんでしたか?
子供の頃から寡黙で、しゃべらず、誰とも遊ばずにボーっと外でも眺めていましたか?
子供の頃は天真爛漫で、いたずら好きで、何度も大人に怒られたのではないでしょうか?
冒険心に富んで、興味の赴くままに、水たまりに飛び込み、ボールがひとつあればみんなで投げ合い、虫を見つけたら飽きるまで見つめていたのではないでしょうか?
その日あったことを周りの大人に話し、良いことをしたら報告して褒めてもらい、疑問をぶつけては大人を困らせてたのではないんでしょうか?
学校で先生にみんなの前で怒られてしまったり、何の気なしに友達に言った言葉で急に仲が悪くなったり、何もしていないのにいじめられてしまったり・・・・したのではないでしょうか。
これをしたら叱られる、これをしたら恥をかく、これをしたらいじめられる・・・嫌なことがあるたびに素直に反省して、それをしないように心がけてきました。
人の気持ちを考えましょう。周りが嫌がることはしてはいけません。静かにするときは静かにする。いわれなくても空気を読んで、周りに同調して、みんなと同じように過ごしなさい。
そうやって教えられ、矯正してこられて、天真爛漫さも冒険心もそっとしまって
いつのころからか、寡黙になり、誰ともしゃべらず、ネットの記事を読み、漫画を読み、自分の思考の波をやり過ごすようになりました。
集団から外れない術を知り、普通であることを演じるようになりました。
たくさんの経験と学習が今の私たちを形成しています。忘れてしまっている過去も、とりとめのない時間も確実に私たちの行動や言動に影響を及ぼしているんですね。
過去に失敗したことは、過去になかなか乗り越えられなかった感情は、もう同じことは起きてほしくないのです。
傷つきたくない・・・
人は自分を守るために、選択肢を増やしてきたんですね。極端にコミュニケーションを断っている人はきっと、つらく悲しい過去があると私は考えてしまうのです。
つらい過去を乗り越えたら・・・
かくいう私も、つらく悲しい過去を持っています。
今の職業は占い師です。コミュニケーションや気質を研究しています。
私が心を閉ざさずに、研究に没頭するわけ
私は、占いがすごい力を持つと知ったのです。そして、知りたかったのです。なぜ、このような結果になったのか?幼かった自分を救うために。あの時、選択を間違えたかもしれないと後悔する自分を少しでも救うために。
もちろん、心を閉ざしていた時期もありました。精神に異常をきたし、体は動かなくなり、何日もベッドから起き上がれず、障がい者手帳を申請したこともあります。人が怖く、病院の先生にも猜疑心を抱き、先生の言うことを信じていませんでした。処方されて飲んでいなかった薬を大量に飲んだこともあります。自分の腕に何度も包丁を突き刺したこともあります。クローゼットの棒で首を吊ったこともあります。10年以上続いたうつ病だった自分。
そんな私を救ったのはなんと占いでした。私が師とする方の一言です。
「あなたには生霊がついている。それを取れば、全部治る」
たった一言で私は重かった荷物をおろし、病気を克服し、前に進むことができたのです。
普通に聞いたらなんとインチキ臭い言葉だろうと思います(笑)
でも、実際に生霊を取る行動を取ってから、私の体はみるみると良くなり、一時期20錠以上服用していた薬がどんどん減り、とうとう完治の言葉を先生からもらうことができたのです。
私は占いってなんてすごいんだ!と感動し、私も占師になりたい!と思ったのです。そして、占い師になる!と宣言し、師に習い、自身の力を高める修業を始めたのです。
私はその後、宣言通りに占い師になりました。
言葉の魔力
占いが好きな子供だった自分を思い出したのは占い師になってからです。
「タロットの本」「トランプ占いの本」「おまじないの本」を持っていて、トランプ占いをするのが好きだったことはすっかり記憶のかなたでした。
お客様から、子供の頃から占いが好きだったんですか?というなんてことない質問で、私の記憶の扉が開いたのです。私は子供の頃から占いが好きだった!と思い出し、懐かしく思い、占い師になるのは運命だった!なんて思ったりもしました(笑)
言葉というのは時に魔法のように人の心を動かします。
本当に生霊がついていたのかは定かではありません。ですが、私の過去の呪縛に気付くにはぴったりの言葉でした。「選択が間違っていたかもしれない」という罪悪感が私の心をいつまでも縛り、押し付けていたのです。
お客様から頂く言葉も私の信念に触れたり、過去に触れたりして、私に思考するきっかけを作ってくれています。
自分で占い師になりたいと決め、周りに占い師になる!と宣言したのも私の心をまっすぐに進める大きな力になりました。
ということは
私も言葉にも力があり、言葉には充分に気を付けなければいけないということです。
私は戦士 閃タイプです。
言葉が強く、おせっかいな一面を持つ自分の気質を心底呪うことがあります。ですが、私はそれでも言葉が強く、おせっかいな自分を封じ込めようと思わなくなりました。
それは、私の言葉が人を動かすきっかけになるかもしれないから。
言葉を封じれば、うまくいくのかと言われたらそうではありません。占い師である以上、人様にアドバイスをしたり、時に聞きたくない結果も言わねばなりません。それを言わずして、人が幸せになれるなら、言わずしておくことは出来るでしょう。
耳障りの良い言葉だけ選択して生きていられれば、幸せなのかもしれませんが、それは成長するきっかけを失うことになるのです。
私はその真理を知ったからこそ、自分の欠点である部分を認め、利用しようと思うことができたのです。
自分の言葉に自信をもって
人はコミュニケーションなしには生きていけません。
どんなに人との会話を断っても、心が渇望し、いつも以上に本を読んだり、漫画を読んだり、テレビに見入ったりすることでしょう。
周りのコミュニケーションを羨ましく眺め、自分の意見を言いたくなるでしょう。
ネットに匿名で書き込みをする方の心理はそんなところかもしれませんよね。コミュニケーションを渇望した結果、自己表現を間違った方向にしてしまっては意味がありません。
そんな寂しいエラーを起こさないためには・・・
自分に自信を持つことです。
自分に自信がないときほど、良いことが羨ましく、成功している人が妬ましく、自分にないものを数えて余計に悪い思考にはまりがちです。
自分に自信がないときほど、人の誉め言葉が嫌味に聞こえ、優しい言葉の裏をかき、正論にカチンときて、少しの間違えの上げ足を取りたくなるものです。
自信がないからこそ、自分が正しいと主張したくなるんですね。自分は正しいと。誰か認めてください。自分のことを見てください。自分はこんなに考えているんですと。誰も気付いてはくれません。
さみしいな・・・心の悲鳴が聞こえてくるようです。
自信を持つには?
そうは言っても、人としゃべると疲れてしまいます。言葉を選び、快活な自分を演じ、言い過ぎたかな?とかさっきの言葉はチョイスミスだったかな?と心は忙しく思考していますよね。
そんなこと考えられる人は正直すごいんです。優しいとしか言いようがない。同時に自分も大好きなんです。人も傷つけたくないし、自分も傷つきたくない。
それならば、正直でいいと思うのです。
嘘をついたり、演じすぎると無理が生じますよね。嘘には嘘がついて回るし、演じると演じ続けなければいけない。それが疲れたり、失敗する大きな原因だったりします。
そのままのあなたを受け入れてくれる人は必ずいます。そのままのあなたで挑んで、うまくいかなかったらそれまでです。
周りを見回してみてください。車は渋滞し、駅には人があふれ、街には多くの明かりがともっています。その数だけ人がいるのです。
小さなコミュニティで自分を決定するのはまだ早いとは思いませんか?そのコミュニティを出たら、出会いが必ずあります。何かを手放したらその空席に新しいご縁がやってきます。
そんなにたくさんの人と話せない、きっかけがない・・・と思っているあなた。
このインターネット社会で何を言っているのでしょうか。あなたがこの記事を読んでいる、スマホ、パソコンですぐに人と繋がれる時代です。
子供の頃の自分を思い出してください。
ボール1つで知らない子と、公園にいる全員で投げ合って遊んだこと。一緒の公園にいたという理由で、同じ遊具で何時間も遊んだこと。
人に気を使って、自分を演じることを知らなかった子供時代のあなたは天真爛漫で冒険心に満ちていましたよね。同じ趣味嗜好の方と積極的に関わって仲良くなっていたことを思い出してみてください。
怒られることもあると思います。ぶつかることもあると思います。
そんなの、謝ったらいいのです。謝って許してくれない人がいたら、それはご縁がなかったし、相性が悪かったのです。
自分に正直に生きる
突き詰めていくと、自分に正直に生きることがいかに大変で、私たちが忘れてしまっているかがわかります。仮面をかぶり、いい人を演じ、かっこ悪くならないように、恥をかかないように・・・そうやっているうちに結局孤独にさいなまれてしまいますよね。
この世にたった一人でも構いません。自分に正直になってもいい人を探してみてください。ケンカしてもちゃんと許してくれる、ダメな自分も叱りつつわかってくれる人。
離れていてもいい、顔を知らなくてもいい、国籍が違ってもいい、お母さんでもいい、お父さんでもいい、兄弟姉妹でもいい、この人生で自分のことを分かってくれる人に出会えたら、あなたのコミュニケーションは格段に向上します。
悪いところを指摘してくれる人こそが、あなたを成長させる要の人なのです。
言葉は魔力を持っている。
だからこそ、傷つくし、嫌な気分にもなるし、元気にもなるし、前向きにもなるし、成長もできるのです。
コミュニケーションで悩んで、人に気を使っている人こそ言葉の魔力に気付いて、自分の言葉を大切にしてほしいですし、恐れずに言葉を使ってほしいと思います。
あなたの言葉で周りは変わります。
たくさん傷ついて、そのたびに学んできたことは無駄ではありませんよ。
自信をもって、自分らしく、正直にいることで運が開けてくると信じてくださいね。