五黄の寅
こんにちは!juuです。
月運を楽しみにしてくださっている皆様、本当にありがとうございます。たくさんの感想をいただき、日々励みになっています。そろそろ年運を執筆するにあたって、色々と運気の流れについて考えることが多い今日この頃ですが、本日は五黄の寅について色々感じたことを書いていこうと思います。
目次
五黄の寅って何?
まずは五黄の寅って何?って思いますよね。なんとなく聞いたことがある人はきっと占いが好きな人でしょう。五黄とは九星気学の星の一つである「五黄土星」から来ています。自分の年の星は知っている方の多いかともいますが、九星気学では、一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星の9つの架空の星を使い、方角、運勢、運気の流れなどを占うものとなります。その年に巡っている九星が自分の本命星となります。九星は月にも影響を与えていて、自分の生まれた月の九星も重要とされています。
今年は寅年でもあります。干支はじつは60種類あるのはご存じでしょうか?
六十干支と呼ばれ、年、月、日にそれぞれあてはめられています。じゅうの診断や動物占いなどは、この六十干支が使われており、自分が生まれた日がどの干支に当たるかによって、キャラクターが決められています。その干支によって性格や行動パターンがある程度決まると言っても過言ではなく、九星気学の本にも、「生まれた日に満ちている空気を吸う」ことによって性格が決められていると書かれているほど、自分の生まれ持った命運を重視しているのです。
寅は正義感が強く、行動が早い、自我が強いなどの特徴を持っています。
五黄土星のキーワードは破壊と再生です。
五黄土星と寅年が一緒に来た年が今年というわけです。私の九星気学の師である方が、「五黄は破壊だから気を付けて」と何度も話してくださり、特に8月は月の九星も五黄土星に当たる月だったため、特に注意が必要だと言われていました。
今年を支配している「五黄の寅」の空気。その影響を存分に感じた私は九星気学をさらに深めるべく日々研究を進めています。
破壊は実際に起きた
さて、今年の空気はなんとなく、不穏な空気なのかな?と感じた方も多いかと思いますが、そんなことはありません。私の感覚では「真実が暴かれる」ことがまず起きるのかなと思います。嘘をついていた人がその嘘が明るみに出る、自分ばかりを優先して、他人を大切にしなかった人が今度は自分も同じ目に合う、偽りの関係性が崩壊するなど・・・。
自分がしてきたことが鏡を通して真実を映し出す感覚を感じました。人は誰しも自分がかわいく、自分をよく見せたいと思うものです。ですが、その虚栄心のために人を犠牲にしていいとは限りません。その犠牲を余儀なくした分、その罪が重ければ重いほど、大きな波として破壊される感覚でした。
つまり、自分に正直に、他人に正直に、他人に優しくできている人はそもそも破壊の対象ではないのです。そして、どんなに周りにいい顔をしていても、誰もがうらやむような家族を形成していても、そこに嘘や犠牲があれば、否応なく破壊の対象となる。これが五黄土星の破壊なのだと感じました。
芸能界では数年前の暴力が明るみに出てしまった方がいました。まさに真実が暴かれ、然るべき対応を余儀なくされ、被害は大きなものになりましたね。活躍していて、輝いていたように見えた大物の転落。まさに破壊そのものだった気がします。
そして再生へ
破壊の後に起こるのは再生です。ここで問われるのは「振り返り」だと私は感じました。自分が何をして、こうなったのか。自分が犠牲にした人の気持ち、自分がしたことの意味。破壊される人にはやはり、犠牲を払った過去があり、その真実と向き合う必要があるのです。そのあとに再生される世界はむしろ、「創造」と言っていいでしょう。タロットでも「死」のカードに「再生」をセットにしているものもあり、死の後には必ず変化や始まりがあると読み解きます。破壊の前に元に戻るではなく、変化し、新たに始まる世界が広がっているのです。この破壊をいい方に作用させるには「振り返る」ことが必須になってくると感じました。
破壊されていない人にも「再生」は起きた気がします。過去への振り返りを強制的にさせられている感覚を感じたのです。自分を振り返り、ここにいる意味やご縁の繋がりを再確認する作業が多く見られました。自分の足跡を振り返った時に、ともに歩んだ人、救い上げてくれた人、お互いに助け合った人との再会があった方はきっと五黄の再生の作用のせいだと思われます。
芸能界では自分のパーソナルな理由で、婚姻関係を解消した方がいましたね。まさに、新しい世界の創造だと感じました。彼らには破壊があったのかもしれませんが、そのおかげで自分たちの足跡を振り返り、新たな関係性を手に入れた、そして、自分たちのかたちを示すことで、周りの方にも新たな世界観を見せられた良い例だと思っています。
寅の効果
九星気学の五黄土星の象意により、破壊と再生が起きたことは分かっていただけたかと思いますが、寅はどのように作用していたのかということについてです。
干支によって九星気学の象意の強弱を決めているのではないか・・・これは考察にすぎませんが、寅の空気はとても強いと私は感じています。実際に私は寅の日生まれなのですが、「寅の日」は気持ちが強くなる感じがあるのです。実際に言葉が強くなったり、行動的になったり、「じっとしていられない」感覚があるのです。これは私が寅の日生まれだから特に強く影響を受けているのだと思います。この感覚から、日運を出していました。私の中では運気の強弱を予測し、その影響を強く受ける人をラッキーな人に分類していました。ですが、研究が進むにつれて、そんな単純なものではないと感じたので、日運を再研究し直しているところです。まだ研究段階ではあるものの、干支で運勢の強弱があるという考察は間違っていないと思っています。実際に「五黄の寅」とGoogle検索するとたくさんの情報が出てきます。それはつまり、五黄の寅の年になると色々起きるとか、五黄の寅生まれの人は運が良いとか、様々な過去のデータがあり、九星気学と干支が切っても切れない関係性を持っていると考えた人が多くいるからだと思います。
寅の正義感の強さ、行動し始めたら止められない頑固さ、自我の強さ、楽天的、新しいアイディアを実現するなどが五黄土星の破壊と再生と一緒になると
嘘は許さない強い破壊、破壊は始まると止められない、自分の思い通りにする強さ、未来を悲観せず進む、新しいことに挑戦するパワー、新しい世界への創造、などの五黄土星の象意をさらに強力にする作用があるのではないと感じるのです。
五黄土星の8月を乗り越えて・・・
さて、五黄の寅も後半戦に突入しています。8月の破壊を乗り越えた方も嘘偽りがあれば寅の正義感が許さないかもしれません。今からでも遅くはありません。自分自身を振り返り、まずは感謝です。そして、素直に反省し謝ることも必要でしょう。そうすることで、必ず良い方向へ再生が起きるはずです。
去年の年運にも、現在出ている月運にもじつは九星気学の考え方は入っていました。ですが、当時は知識が浅く、研究材料もあまりない状況でした。来年の年運は、九星気学の象意の意味や干支の強さの研究を反映させたさらに深い鑑定結果を出せるように知識を深めていきたいと思います。
たくさんの経験をくれた方々には感謝しかありません。たくさんのことを調べたり、考察したことはこのように私の知識となり占い結果へ反映されています。8月は思い悩むことも多く、悔しかったり、腹が立ったこともありました。ですが、それ以上に実際に破壊された方々の気苦労を目の当たりにして、占いを深めたい思いが強くなりました。
霊視では、起きるべきことは止めない、傾向があるようです。悪いことも起きれば、学びとなり、その経験が次につながる大切な出来事として捉えられている。私に霊視で見せてそれを防げば、大事な出来事がひとつ消滅する。そうなると未来はかえってつまらないことになるのでしょう。悪いことが起き、そのことで相談者様が苦しむたびに、「なぜ防げなかった」と反省していたのですが、この8月でその考えも変わりました。その出来事を乗り越えることに意味があるのだと。苦しみの先により素晴らしい未来が待っているのだと。それもこれも、最悪を乗り越える強さを皆さんが持ち、私に見せてくれたこその気付きであったと思います。私はそれに寄り添える占い師になりたいと新たな目標もいただきました。
占い師として大きな成長の機会をくれたこと「五黄の寅」には感謝ですね。私は壬寅の日生まれです。そして今年は壬寅の年。この一致にも大きな意味があるのだと思います。
まだまだ未熟ものではありますが、皆様のおかげで本当に成長させていただいています。改めてこの場を借りて感謝申し上げます。
日運、月運、年運ともにさらに研究を重ね、面白く成熟させていこうと思っています。日運は休んでしまっていますが、必ずルールを確立し、「当たる占い」と言われるまで頑張りたいと思いますので、応援よろしくお願いします。